これでどうだ!



 拝啓。
 桜が綺麗な季節になりました近頃、如何お過ごしでしょうか。
 僕は元気です。きっと元気だと思います。そう思いたいです。
 それはさておき、僕は昨日、その美しい桜に見守られながら、日本酒とチューハイ交互に一気してました。
 『橋本信也』というそうです。はーしもとしんやっ。しんやっ。しんやっ。
 一つ賢くなりました。昔のダメな皆さん、ありがとう。
 地球は元気です。僕もなんとか元気です。
 ……多分。いや、ごめん。嘘つきました。ぼく、もうむりッス。


 最後だけステルヴィア風に攻めようとして失敗しましたが、一応8日にオフ会っつーかまあ京都の人らと一緒にお花見を敢行しました。で、色々負け犬だったのでその一部始終を記録したレポートを提出したいと思う次第であります。おのれ。
 桜舞い散る中で行われた惨劇をとくとご覧下さい。おにっ。


 さて、一限目の授業が終了し、即座に学校を飛び出した私は、『不幸の星の下に』が合言葉のご近所さん、相沢和也さんと一緒に肉なんか買いに行ってました。時間的には非常に危うかったんですが、しかし、お酒やお肉は必要だと思うわけなので。メインですし。
 んで、やっぱり遅れそうになったので、今回の幹事さまであるぽーさんに連絡を入れようと携帯電話を取り出しました。数コール待った後で幹事さまのお声が。
「いやー、遅れそうッスー」
「はぁっ。げふげふおえっぷげぶぶ、ピーーーーー(自主規制)、がふふごふぶべっぷ……で、今なんて?」
 超わざとらしい声でそんなことぬかしてきやがる幹事さま。
「いや、ほんの少しだけなんですけどー」(←とか言いながら、実際はかなり遅れそう)
「で、何分くらいですか何分?」(←血管浮き出しながら)
 1時間くらいとか言ったら撲殺されそうです。なんか引越しのバイトして鬼マッチョになってるらしいですし。
 という訳で、いそいそと肉買って、酒買って、バスないし仕方ないのでタクシー使って現地である出町柳までれっつらごー。つか、タクシーとピクシーとセクシーとゼクシィだったら、どれが一番好きですか? 僕はピクシーが好きです。でも、セクシーなピクシーはもっと好きです。ヒキコモリ的に。
 とまあ、タクシーの運ちゃんとの会話を楽しみながら、現地に着いた訳です。そこで、既に到着されていた阿倍碧郎さん、ぽーさん、風吹さんのお三方と合流しました。風吹さんとはなんとはじめましてです。どうぞよろしくー。他のお二人はなんというかオフとか言うのが間違ってるとしか言いようがないほど会ってるのでもうなんとも言えません。とにかくやっほうっ。
 さて、場所は鴨川沿い。川のせせらぎが心地良く、桜並木もそれ以外の風景も非常に美しいです。平日のお昼ということで、まだまだ人は少なく、場所はすぐに取れました。何故か松の木の下に。若さってなんだ。生き急ぐことさ。だって、トイレ近いんだもん。
 という訳で、ブルーシートを敷き、肉とか芋とか切ってさあ焼こうと思いましたところ。
 大変です隊長。
 火がつきません。
 そんなこんなで、とりあえず、私と碧郎さんで発火剤を買いに走ることになりました。


 ぜんぜん見つかりませんでした!
 なんてことでしょう。結局、きれーなはたらくおねいさん*1にハァハァしたくらいしか記憶にありません。いや、ほんとにはたらくおねいさんっていいですよね。なんかこー、色々そそります。ガッツはやろうとは思いませんがっ。
 んで、まあ、仕方ないので新聞紙で。とりあえず、相沢へのイヤガラセというか、燃やすとしたらこれしかねえとデイリースポーツ*2とその他細々とした物を購入して戻り。しかし、その日のデイリーは奇しくも阪神が横浜に大敗した日の新聞だった為、寧ろ相沢大喜びな上、新聞紙で包んで火ィ着けても舞い散るだけでかなり危険だという踏んだり蹴ったりさ加減。これは無理だと断念しました。という訳で、皆さんお疲れさまでしたっ。


 で、終わりません。当たり前です。何故かと問われれば、そこに肉があるからだっと答えます。という訳で、碧郎さんはぽーさんを引き連れて再び街の中へ。私と風吹さんは悪足掻きで必死こいて火を着けようとあれこれ試します。
 え? 相沢? ああ、あの人は執り憑かれたように肉切ってましたよ。なにか思うところがあるのでしょうか? 僕は知りません。怖いから。
 ともあれ、反対側にあったと碧郎さんたちが苦笑しながら戻ってくるのは少し先のお話。着火剤はやっぱ必要不可欠です。全員がぶっちぎりでインドア派だったので、いい経験でした。


 さて、肉です。内容は風吹さんが職場からギってきてくれた牛タンと相沢さんと直前に店で購入したなんの変哲もないお肉。僕たちの懐事情的に「一番安い肉くれ」としか言えないんです。払ったのは相沢さんでしたが。
 いや、しかし、滅法美味しかったです。主夫丸出しの相沢さんが行き当たりばったりで買ったさつまいもも大変美味しゅうございました。お酒も急ピッチで進み……てか、みんな桜見ましょうよ。花見なんだから。
 てな訳で、肉に集中しすぎてました。飲む方では若者らしく音頭を取って……と、思ったらぽーさんがとんでもないことを出しやがりました。
「はしもとしんやって知ってる?」
「……プロレスラー?」
 説明せねばなりますまい。『はしもとしんや』とは異なる二種類の酒を二つのコップに注ぎ、それをリズムにのって交互に飲んでいくという荒業です。無論、その音頭は双方のコップが空になるまで続きます。
 とりあえず、その時あったのはチューハイと日本酒。並々と注がれたそれが酒の苦手な方へ吐き気を及ぼすこと満開な春の訪れです。意味わかりませんがテンパってる姿を想像してください。
 てな訳で、一番手いきまーす。
「「「「はーしもとしんやっ。しんやっ。しんやっ」」」」
 音頭にあわせて交互に。
 はい、ごめんなさい。
 すぐにギブりました。
 そして、自称酒飲みの相沢も速攻で撃沈。難易度高いですこの音頭。
 と、そこで経験者というか言いだしっぺ、ぽーさんが颯爽と二つのコップを掲げます。
 よっしゃあっ。イケっ。
「「「「はーしもとしんやっ。しんやっ。しんやっ」」」」
 ごくりごくりと喉がなります。男前っ。男前すぎる。
「っしゃあ!」
 おおー。流石すぎるその男前に皆から歓声が上がります。なんかこの人、ひどくダメだ。
 けど、歓声は鳴り止みません。あまりの漢っぷりに皆さん大盛りあがりっす。よっしゃっ。ここは私も続いてさらに盛り上げようっ。
「おっしゃあああああああ!!」
 込み上げる吐き気と戦いながら、飲む。飲む。飲む。飲む。
 喉に不快感が込み上げます。けど、負けちゃダメだ。こんなところで負けたら男が廃る。負けるな俺。こんなに弱いわけないだろう。あの日の自分を取り戻すんだ! ほら、もうあと少しだ。
 ゴールは、目の前だ!
「っしゃあああああああ!!!」
 やり遂げました! いえーい。吼えろ俺。盛りあがれ会場。
 ……と思ったら、全員肉焼いてやがりました。えっ、と固まる私を「どしたの?」みたいな表情で見てきます。相沢なんか「りょーとがなんかやるといつも微妙よな」とか言ってきやがります。
 そして、思い出したのは以前聞かされた京都事情。京都の伝統的に寒い人はスルーの方向だそうです。ああそうか。僕は外したのか。寒かったのか。という訳で、春一番に吹き飛ばされて、僕は北へ向かおうと思います。きたへ〜いこうらんららん♪
 ……チクショウ。


 さて、全体的に満腹感漂ってきたり、寧ろ若干三名ほど酒回りすぎて危険だったりと言うような状況になったので、四条までビリに。
 途中、とりあえず、お小水は近くなるわ、相沢はなんか死んでたりと結構大変でしたが、なんとか着きました。着いたのですよほんと。びっくり。
 という訳で、最初は相沢、ぽーさん組と碧郎さん、風吹さん、私の組に分かれてビリ。というか、この辺りの記憶結構曖昧なんですが、酒の力は本当に怖いですね、ですねっ。
 で、調子の方はというと、私は割かし凡ミス繰り返してます。なんか碧郎さんが死ぬほど巧くなってます。風吹さんも初挑戦ながら驚くほどの飲み込みのよさでなんか私のヘボさばかりが目立ちます。
 それが顕著に出たのは、碧郎さんと相沢が交代して、ルールを変えた時でした。なんて名称のルールかは記憶にございませんが、1〜5、6〜10、11〜15で自分の持ち玉を選び、自分のを残しつつ、敵の玉を落とせばOK。ようはトモダチを減らすビリヤードとか人間関係が顕著に出るビリとか言われてる奴っす。
 ちなみに、速攻で私、死にました。共謀したかのように私のばかりを狙うお二人はなんか間違ってるとしか言いようがありません。腕の問題? いや、きっとそんなはずはないっ。多分、お二人のえろパワーが私のそれを遥かに上回っていたとしか思えません。
 というか、私たちがやっていた隣りの台で打ってる女性の乳がえらいことなってるんです。つか、ぽーさん以外の人らはみなそっちに釘☆付けでした。明らかにGクラスの女性の乳。私は30%が人口物であると見ました。50%〜60%が大まかな世論。皆さんは夢を見ましょうぜ。少年のようにっ。
 とまあ、その後碧郎さんとサシってラッキーショットが飛び出したりしましたが、ここは概ね平和に。きっとこのまま終われば幸せな記憶だったのでしょう。そのままで終わらないからオフって言うんですが。
 ……え? なんか間違ってます? オフの認識。


 梯子でボーリングッ。
 基本的にボーリングと聞けばオフ会経験者は震え上がることでしょう。ビリなんかは割かし全員でトーナメントとかはなかなかしないものですが、その辺ボーリングは違います。
 点数が出るんですよ点数が。
 という訳で、最下位がオフレポ書くとかいう素敵ルールが当然の如く発生! いえーい。過去はこれでNaoyaさんとかぽーさんとかが地獄を見てきました。てか、Naoyaさんオフレポまだー? あと、じぎさんのリクエストもまだー?
 さてさて、前半からいきなり勝負は決しました。私と風吹さんの一騎討ち状態。他の人らはなんか飛ばしてます。
「くすっ」←ぽーさん
 うるせえっ。ちっとは黙って見てやがれチクショウッ。
 まあ、ジリ貧でデッドヒートしながら勝負は最終決戦へ。と、ここでアクシデントが起きました。
「あー。なんかダルくなってきた……」
 前半好調だった碧郎さんがペースダウン。勝負は三つ巴にっ。
 ……ってまあ、これ書いてる時点で結果はわかってますね。はい。負けました。最終的に3ゲームで。


 ・碧郎さん 316
 ・風吹さん 315
 ・私    301


 あっはっはー。
 てな訳で、ひきょーものとしては泣きの一回を希望します。つか、最初から3ゲーム終了なんて一言も言ってなかったじゃないですかっ。
 OK貰いました! 風吹さんが微妙に「えー」みたいな表情してますが知りません? 勝者がルールブックだ!
 という訳で泣きの4ゲーム目。
 私爆発。
 なんと7/10がスペアかストライク。最後の最後でコケましたがそれでもスコアは143。最下位は余裕で脱出です。
 となるとみるみる顔が青くなるのは風吹さん。いやー、すまんです。貰っちゃいましたよあっはっはー。
 なんて余裕ぶっこいてたら――。
「いや、なんというか今のは割とずるいよね」
「ですな。ここは風吹さんとりょーとで再試合ということで」
「決定」
 何言ってやがるんですか皆さん。僕勝ったじゃないですか。勝者がルールなんて誰が決めたんだ畜生!
 で、雪崩れこんだ5ゲーム目。
 風吹さん爆発。
 さっきまでのが嘘のようにストライクを連発する姿に私が焦りまくりっす。嗚呼、またミス。いやーん。
 という訳で、負け犬と呼んで下さい。わん。
 と、敗北色が色濃くなってきてる私の横ではなんかぽーさんが案の定いらんことやってやがります。
「とりあえず、オフレポのサイズは僕のボールの球速で」
 なに阿呆なこと言ってやがりますか。しかも、なに気合入れてやがりますか。で、どうして40㌔とか出しやがりますか。何故記録更新に躍起になってやがりますか。うわっ。41出た。
 まあ、流石に無謀過ぎることですんで勘弁してもらいました。勝負の方はまあ、私の完全敗北でまた泣き叫ぶ私。キリがないということで平和に私と風吹さんが10Kずつ書くということで落ちつきましたさ。
 ごめんなさい風吹さん。怨むなら卑怯な私と鬼のぽーさんを怨んで下さい。五寸釘打つのはぽーさんでお願いします。
 まあ、平和じゃなかったですが楽しいですねーボーリングは。という訳でその後は皆で王将に。
 さて、SSトークだ! と思いましたが基本的には皆さんお疲れだったようで。私もかなり記憶が曖昧です。で、見た感じ10Kは超えたっぽいのでこの辺りで止めておきましょう。
 という訳で、修羅場中なのにオフレポ書かせた人たちに「憶えてろっ」と負け犬の遠吠えを吐き出しつつ、皆さんお疲れさまでした。
 またお会いしましょう。車で旅行とかもすげーありかなぁと思ったりするんですが、ホントに。
 では、最後はマリみてばっか書いてる人が多いので、ごきげんようで締めつつ。
 ステルヴィアSS誰か書いてー。


 まとめ。
 参加者:相沢和也、阿倍碧郎、ぽー、風吹、Ryo-T(敬称略)
 趣旨:麗かな春のそよ風に吹かれつつ、優雅に桜の儚き姿を楽しもう。
 結果:どえらい強烈な春の風に飛ばされそうになりながら、新聞紙燃やして飛ばしたり、肉食ったり、遊んだり。桜? 何それ?
 結論:それが若さ。


 という訳で、レポこれにて終っ。


 

*1:ちなみに、下の巨乳ちゃんも含めて、こーゆーことに気がつくのは我らが碧郎さん。ぜったいいちばんえろいとおもう

*2:例え世界で何が起ころうとも一面は阪神と徹底している既知外じみたスポーツ新聞