ご愁傷さま二ノ宮くん 著:鈴木大輔



 ラブコメ。なんでも平均以上だけど、女の子には弱い主人公の元にやってきた美少女。訳がわからない力を持つ主人公の姉と少女の兄。主人公に想いを寄せるお嬢さま生徒会長にお約束なノリのクラスメイトたち。
 文章は読みやすいが、結局それだけ。要するに軽い。ページ内の空白も目立つし、ライトノベルらしい文章と言えば聞こえはいいが、決して巧い書き手とは言えない。
 さて、ここまで書いてみて気付くのはあれです。
 まぶらほやん。まぶらほそっくしやん。そのまんまやん。
 けど、いいの。嫌いじゃない。和むし。