乃木坂春香の秘密



 以前、まぶらほ同様、否定されまくったこの作品ですが、アニメ4話まで見て、原作1巻〜8巻まで一気に読み返してようやくこの作品の真の楽しみ方に気づいたのでした。あれです。挿絵えろいとかおぜうさまカワユスとかこのモテモテハーレムっぷりがいいんだよイエア!!とかそういうのじゃなく、いやいやそういうのも確かにあるんだけど、これアレですよ。あまりに痛いネタを理解しつつ、理解している自分に対して、「このキモヲタ!死んじゃえ!」と自虐しながら、過去の自分を振り返って悶え苦しむ、所謂邪気眼と同じような意図で嗜むのがミソだと気づいたのであった。気づいてしまったのであった。
 徐々にネタがあからさまになっていくのは、その真の意図を最初は隠していたからだと、6巻読んでる辺りで気づきました。気づいてしまったからにはその後の悶え方はひどかった。EDのヲタ芸見るだけで、自分黒歴史*1の記憶がフラッシュバックしますからね。しゃあ先生かのとまみー登場辺りでは冬コミ徹夜で死に掛けながら並んだ悪夢のような一夜よか、KanonSSにはガンダムネタを入れなければいけないと信じていた在りし日の自分のSSとかがよぎったりして。そういう自虐プレイを奇声を上げて転がりながら、人知れず楽しむ。それこそがこの作品の真の楽しみ方だったんだよ!!
 という訳で、アニメと9巻楽しみにしてます。ここ最近一気買いしたラインナップ*2の中で真っ先に読んだのこれだよ!!文句あるかよ!!