十年目の奇跡

http://monomino-oka.niu.ne.jp/10th/


8/16(三日目)日曜日
東地区“モ”ブロック−30a
サークル名:かのんくろにくる
新刊:「十年目の奇跡」
http://monomino-oka.niu.ne.jp/10th/


 告知です。夏コミ、Kanon十周年記念本に、超久しぶりにSS書きました。
 ちなみに、僕の作品ですが、この場でしか恐らく語れないと思いますんで言います。

  • 第一案タイトル『相沢祐一が男をやめるそうです。【Kanon・逆行・TS注意】』
  • 内容はオールTS+逆行
  • 内容というか、「俺は――魔物を狩るものだ」「クッ――また騒ぎ出しやがった。早くここから離れろ」という川澄先輩を思いついた瞬間勝ったと思った。
  • 書き始めは「これはイケる。超イケる」だったのですが、書いてみたらあまりにもつまらなかったのでボツ。
  • 第二案タイトル『神は天にいまし、世は全て事もなし』
  • 「わかっているはずだ、相沢」 北川は大げさに頭を振りながら続ける。「神は、死んだんだ。証拠も何もない。でも、確かにそこにはもういないんだ。それだけはわかってるんだ」「それでも、な。信じたいんだよ俺は」祐一は顔を上げた。緩やかに黄昏色に染まる空の、その先を見つめながら。穏やかで、消え入るように儚い、そんな微笑みを浮かべながら言った。 「まだ、久弥がそこで見守ってくれてるって」
  • というファンタジー物。
  • 「これは尖がった」と確信するも、どう考えてもKanon十周年記念の喜びを伝えるものではなかったのでボツ。



 という訳で、第三案『クリスマスってキリストの聖誕祭なんだから、プレゼントとかカップルとか全然関係ないの。だから、あんまり無茶言って世のお父さんとか彼氏さんとかを困らせるのはやめなさい。』な訳なんですが、ほぼ台詞と豪語している安岐山に負けじと本編は殆ど台詞です。しかも、クソ長い台詞です。なんか悔しかったんで対抗します。
 対抗するんで、僕も一部台詞を販促として抜き出します。本編中、一番長い台詞だった美坂父の会話文⇒祐一⇒北川へと続きます。



「おじさんさ、男はいくつになっても少年の心を忘れないと思ってるんだよね。いつか僕らの宇宙船地球号を飛び出して、輝かしい新世界へと旅立つのをいつだって夢見てるもんだと思うんよね。ラグランジュポイントとかさり気ない会話に混ぜたい欲求をいつも堪えてるもんだと思うんだよね。わかる?」
「すいません。さっぱりわかりませんが、たぶんガンダム的話がタブーだってことだけはわかりました。わかったから、俺の輝かしい未来のためにもう帰っていいっすか。なんかここ来てから胃と心の痛みがフルバーストなもんで」
「いや、相沢。俺は親父さんの言いたいことわかるよ。俺だってそうさ。俺の心のラグランジュポイントを超えてくるのは、いつだって美坂だけなんだ」



 ぶっちゃけこんな会話が只管続く本編と謎の閑話が続く話ですが、他の方の作品は完全に期待できますんで、本当にどうぞ宜しくお願いします。
 というか、八岐さん北香だってさ! わぁい!!