大久保町の決闘 著:田中哲弥



 アルフさんお勧め。婆ちゃんちに行った主人公が着いたところは西部劇のようなガンマンの町、大久保町。そこで、主人公が悪党一家に目をつけられて、という内容。
 というか、最初読んだ時はミナミノミナミノかと思いましたが、主人公の父親が実は早撃ちで有名だった凄腕ガンマンという設定でU-1アンテナが立ち、しかし、主人公はどこまでもヘタレなまま、懐かしいコメディを繰り広げてくれました。ノスタルジー感じたかと言われると少し。
 けど、それ以上に特筆すべきは文章センス。というか、テンポでしょうか。ありえない。正直、鳥肌が立ちました。かなり昔のラノベですが、もしも古本で発見した方は手にとってみることを薦めます。なんというか、ああ、本当に、凄い。