私立三十三間堂学院



 4巻読みました。いや、前に佐藤ケイは書ける人なのか否かで某安岐山氏と只管話してたんですけど、この4巻、かなりよくなってるんじゃないでしょうか。
 相変わらずキャラが出てくる度に登場人物表見ないと判別できないという欠点はありますけれど、いつもなら投げっぱなしの結を見た後、「いや、これでいいよ、もう」とこちらまで投げやりな気持ちになるはずなのに、今回のではそれはありませんでした。いや投げっぱなしでしたが、「ああ、勿体ねえよそこぉ」と言う感想が浮かんだだけ、いつもより断然ナイスです。
 とりあえず、なんかこう覚悟していたよりはよっぽど楽しめたので非常にグッド。山頂でのやり取りとか結構好きですよ。あと、土砂崩れ。山、雨って状況でお約束を期待してたんですけど、やっぱそれは無理か、無理なのか。