好きだから、好きだと言ってよ。



 実家に帰ってからというものヲタク文化から離れて部屋にはえろ同人やらエロゲパッケージの代わりにギター二本とバンドスコアが転がっているという昨今です。
 今はもう、立派な真人間だぜセニョールと全世界のタッキーさまにお伝えしたい今日この頃、皆さん如何お過ごしでしょうか。
 しかしながら、私がヲタだったという過去はどう頑張っても拭えそうにないことがよくわかりました。というか、如何せん。禁断症状発生。ヲタトークしたくてしょうがねえ。
 いや、今までは相沢氏とか大学のヲタ友人が近くにいたもんだから、そういった話にはこまんなかったんですよ。けど、今私滋賀ですし、しかも大学のヲタ友人は、「俺はこれから三次元に生きる」とか謎の言葉を残して失踪中。かえってこーい。
 とりあえず、アットホームマイハウスでできる会話と言ったら、韓国話か飯話か女話か日常的なアホトークだけなんですよ。そりゃストレス溜まるってもんです。かとりんが遠く名古屋からなんで頻繁に京都までやってくるのか理由がよくわかりました。あれです。ヲタはどう頑張ってもヲタなんです。
 という訳で、とりあえず、相沢氏にメール。


R「今、暇?」
相「7時まで授業」
 FUCK。


 ならばと、三次元に転がってないヲタ友人に。
R「あそぼーぜー」
友人「今、実家」
 SHIT。


 そんなこんなで禁断症状を収められぬままイライラしながら帰りました。だから、帰り道多少スピード出してたとしても仕方ないと思ってたんです。


「はい、そこの君、止まってー」
 ファッキンポリスに前からファックされました。「上等じゃクソポリィーッ! 吐いた唾飲まんとけやくぉらーっ」なんて言いながらポリ轢いて逃走なんて、僕はビビりなのでできません。素直にいちまんえん取られました。ぶっちゃけ土日に稼いだ分消えました。
 けど、いいんです。たったいちまんえんで僕の心に巣食っていた悪しき禁断症状を鎮火してくれたんだと思ったら安いもんです。ありがとう、おまわりさん、なんて星空の下で、舞い散る桜を浴びながら。
 思うわけねえだろうがマザーファッカー! いつかちんこ引き千切ってやるからなクソッタレー!


 とりあえず、帰り道で飲んだイチゴミルクが妙に優しかったです。あと、星も、夜の寒さも。