ただ好きなだけだよ。



 タニシ様にエロマンガ総括を書くよう促されたので、一つやってみましょう。とは言っても、僕はケツマンコ安岐山ほど詳しくないですし、実はタニシの方が詳しかったりするんで意味あんのかわかりませんけど。
 とりあえず、今年MAXは単行本換算では小池田さんでした。あれ1月に出たんですね。結局去年なんですけど。普通に雑誌換算では『夏のやくそく』。もしくは松本英の『ガールズトーキン』。
 夏のやくそくのあの先生の傍若無人さに惚れ。屋上とか万歳してました。教頭殴った青臭さもYES。てか、この作者、ぶっちゃけ中学生くらいからいたような気がするんですけど、長いですよね。
 MUJIN繋がりでしなま。単行本では『はつカノ』なんですが、『義姉電』の破壊力は異常でした。あれこそ理想のお姉ちゃん。ぶっちゃけ去年のエロマンガ大賞だったキミキスの人のマンガよりよっぽどお姉ちゃんを理解しているマンガだったと思うのです。エロスさも文句なし。
 もう一人MUJINから、中山哲学。彼を発掘できたのはムチャクチャナイスでした。というか、昔からいたと思ったら、これが初めてだったんですね。いとうえいのアシだった辺りで、その辺の単行本に出てきたかもしれない、というのはありますけど。
 で、次に阿吽。ガールズトーキンはなんかほのぼのしてるというか、なんかかしまし女子高生エロスがツボでした。あとは、雨部ヨシキ。『異心伝心』と『乙女心と夏の蒼空』。この二本はガチです。ですが、それ以外だと阿吽は本当に割と記憶に残ってないという。井上先生が全力で流行に乗ろうとして、結局自分スタイル貫いた『淳〜すなお〜』くらいか。あと、シャイニング娘。のつまらなさは異常。
 桃姫なんかは一時期おかしかったんですけどね。MARUTA先生のとらぶるTRYアングルの話は以前しましたけれど、あれから一年経った今、未だにガチンコエロシーンは存在しておりません。いや、したのか。なんかライトレズみたいなのはあった気がしないでもないですが、そもそもちゃんと追いかけてるのに話がさっぱりわかんないのはどうしたもんだろうか。なんか激しく迷走してる気がするんですよね。少女セクトみたいなんを書こうとしたんだろうか。
 同雑誌で、藤原俊一の『憧れの女』。これはグレイトです。未だに続いてるんですけど、毎回ガチでお世話になる上に、ここ最近話が動いていてナイスです。こっちはぱっと見、げんしけんですが、割とそのまんま。
 それ以外だと、幾夜大黒堂か。あと、Cuvie先生は俺大好きです。今年は他雑誌合わせてえらい勢いでコミックス出てましたが、ホント2ヶ月に一本くらいのペースで。もはやこみパをアホかと言えないペースですけど、本当にこれだけ書いてて、それでも飽きさせないほどバリエーションに富んでいるのは恐ろしいと思うわけです。個人的にツボだったのは隣りのおねえさんものと輪姦ものなんですけど、完全に趣味です。あと、生徒会長かなんかのであった、「空が青いな――とか」って台詞は結構胸に来ました。なんで来たのかさっぱりわかりませんが。けど、久しぶりエロマンガはやっぱ侮れないと思った瞬間でした。
 メガストアは今年も相変わらずクオリティ高くてアホでした。高いのがアホじゃなく、高くてアホなのが肝。天太郎はたまにそんなツボをそっと押してくれるのがガチ。『ホントのワタシ』のエロスはおかしかったですし、『海から始まるあヴにーる』のアホさも好きでした。「志村、後ろ後ろっ」とか「俺にはあのビーチボールがボーリングの玉に見えるんだが……」とか。
 そういう意味では古事記王子もすごい好きなんですよね。めろんめろんさくら組。いや、ホントよくわかんないけど、えろくて笑える。
 他にも。てか、エロス面。やっぱメガストアメガストアHはそういう意味では完璧なんですよね。土居坂崎にICHIにここのき奈緒松本ドリル研究所。勿論、月野定規先生もいますし。でも、個人的には今回の連載はいつもよかアレかな、と思ったりしてます。あと、みた森は小池田さんがやっぱ奇跡の化学反応でした。
 天魔は微妙。あ、けど、憧明良はたまにツボります。そんな感じ。


 てか、雑誌忘れたんですけど、明らかに蟹空解太が別の名前でどっかに描いてたんですが、どこでしたっけ。迂闊にも忘れてしまったんですが、グッドでした。