我が青春のぷよぷよ。



 小学4年生。ぶっちゃけ当時の僕はアニメは見ないし、ゲームもあんまやんないし、寧ろ外で皆でサッカーしたりしてたほうがいいよ、みたいな何ていったらいいのか、今の俺から見ると眩しすぎる少年時代だったわけですが、そんな小学4年生の時、僕はそれと出会いました。
 す〜ぱ〜ぷよぷよ
 ある意味革命でした。これを友人が手に入れてからというもの、連日友人宅に皆が押し寄せ、只管腕を競い合うという状況に。無印ぷよぷよの場合、相殺がないため、いかに早く5連鎖を組み、赤ぷよ二つ送り込むか?という単純なゲームでしたが、それもまた熱くなる要因でした。もうね、只管下押しっぱなしが当たり前。しかも、殆ど皆ノーミス。一度ミスったら、相手のミスを誘発するために2,3連鎖送りまくって嫌がらせしつつ、自分の体勢を整える。そんな無駄に熱いゲームがぷよぷよでした。
 そして、そんな中で、満を持して登場したのがぷよぷよ通。相殺システムを追加し、5連鎖程度なら一瞬でかき消せるようになったことで、戦略の幅が広がりました。以前のスピードで、只管10連鎖以上の大連鎖を狙う戦法。2、3,4連鎖を繰り返し、相手をジワジワいびっていく戦略。また、のほほ積みなんてものが登場したのもこの時でした。右側3列をぷよで埋め、それを消すことによって偶然の大連鎖を狙うというのほほが使ってたアレです。いっちゃなんですが、「けっ、そんなシロウト戦法つかえっかよ」みたいな空気がありましたが、あれ超強いです。安定性もある程度固めることで確保できますし、何より窮地から起死回生できる可能性が高いというメリットがでかすぎます。まあ、後出しじゃんけん可能というシステムが全てを塗り替えた。今も言います。ぷよ通は傑作でした。
 そして、ぷよぷよは次世代機へと移り、ぷよぷよSUNが登場します。これ、不評なんですが、俺は好きなんですよ。何よりね、カットイン。あれ嬉しすぎました。アルルかわいいよアルル。正直、私、魔導物語からなぞぷよからスニーカー小説版まで何から何まで手を出してたというか、これでヲタに目覚めたんですよ。今思うと元凶でした。アルル超かわいい。きもいっていうな。
 話がそれました。太陽ぷよというどうでもいい新システムはほっといても、そのカットインとキャラ選択して使えるってだけでご飯三杯いけたんですよ。その時には既にぷよぷよはガチンコ対戦ゲームからキャラ萌えゲーへと俺の中で存在を変えてしまっていました。あとは、声優をコンパイル社員じゃなく、プロにしてくれさえすれば、空だって飛べた。ヴィジュアルはあのままでよかった。つまるとこフィーバーいらね。
 そして、コンパイルセガに身売りしてできた作品がよ〜んです。グラフィックがえらい萌え絵になって、声優はプロを起用。水谷や松本、そしてゴトゥーザ様。もはや萌えの大展覧会やー! みたいな。こりゃー買うしかねえだろ。と思いつつ、高二病に侵されていた僕はスルーしました。PS版もスルーしました。今じゃえらいプレミアついてますね。ヒャッハー。
 
 で、長々と話してきて何が言いたかったかというと。
 先日、DC版ぷよぷよ〜ん購入しました。やりました。コンパイルが消滅した理由がよくわかりました。
 そういう、一つの時代の幕。あと、はーぴーの可愛さは異常。